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情報の自己増殖を
構造化する
それは思考のカタチ
8つの情報細胞のグループ化は、思考の構造の発見であり、思考のデザインへの手がかりを与えてくれた。
この情報細胞グループは、情報細胞を増殖させるコアになるものだった。
デザイナー今泉の求める<思考のデザイン>は、思考を単に論理構造だけで見るのではなく、感覚や感性、色やカタチや触感などをも含めた思考をコントロールしていくためのものを指していた。
人間の思考の特性は、相反するもの、矛盾するものをも包含するところにある、と考えていたからだ。
だからこそ、デザインは、究極的に、美を求める。
デザインは、美しくなければならないのだ。
では「美」とは何か?
「Form follows function. (カタチは機能に従う)」
ドイツのバウハウスは、この言葉で始まった。
9つの正方形で構成されたカタチは、視覚的にも美しく、さらにフラクタルに展開され収束される構造もまた、美しい。
それは「1つのことを考えるには8つの要素を考えて構造化すればいい」という、はなはだ実戦的な<美>をも兼ね備えていたのだった。
今泉は、日々のワークをすべて、このカタチの上で行い始めた。
仕事以外の、日々の生活の中での思考をも、このカタチに載せて、意識を操作することを試みた。
その結果は、驚くべきものだった。
思考のプロセスが鮮明に記録されるばかりでなく、その結果が、自然にテンプレート化してくる。
この思考のプロセスは、まさにデザインのプロセスだった。